【ポケモンUSUM S9】ガルランドZ (序盤使用)
こんにちは、かんなです。序盤とHarvestで使用した構築を紹介します。なにかの参考となれば幸いです。(以下常体)
≪構築経緯≫
前期のゲンガーランドベース構築が主体だと思ったのと、3月上旬の段階ではカバマンダガルドの共有構築の並びが健在と思い、カバルドン+猫ガルをベースに組んでいた。しかし、実際オフに参加していくにつれて、ステロランドorステロドラン+スイクンなどの高耐久水+ゲンガーorマンダの構築が散見された。これらの構築には高火力地面ポケモンが刺さるのではないかと考えた。そこで、Zランド+グロウガル+スイーパーでサイクル偽装対面構築を作って試してみた。
≪個別紹介≫
ガルーラ @ガルーラナイト 肝っ玉⇒親子愛 意地っ張り
191(84)-192(236+)-121(4)-x-122(12)-142(172)
八つ当たり / グロウパンチ / 不意打ち / 炎のパンチ
H:16n-1 S:最速ドラン抜き BD:DL対策 A:可能な限り最大
ランドロス(霊獣) @ヒコウZ 威嚇 意地っ張り
175(84)-209(196+)-111(4)-x-124(188)-116(36)
地震 / 空を飛ぶ / 岩石封じ / 剣の舞
HB:威嚇無Mバシャーモのフレドラ確定耐え
HD:C211MリザードンYのめざ氷乱数耐え
A:+2空を飛ぶZ⇒特化クレセリア75%の乱数
ゲッコウガ @気合の襷 激流 せっかち
147-116(4)-78-155(252)-91-191(252+)
岩石封じ / 波乗り / 冷凍ビーム / 水手裏剣
C:無激流波乗り+激流波乗りでカプ・テテフが落ちる
131(4)-156(252+)-100-x-125-148(252)
じゃれつく / 呪い / 挑発 / 痛み分け
ウルガモス @ムシZ 虫の知らせ 控え目
167(52)-x-87(12)-200(212+)-126(4)-126(4)-149(228)
炎の舞 / 虫のさざめき / 身代わり(⇔めざ地) / 蝶の舞
HB:3回身代わり後ミミッキュの影撃ち耐え
カミツルギ @拘りスカーフ ビーストブースト 陽気
135(4)-233(252)-151-x-51-177(252+)
リーフブレード / 八つ当たり / 叩き落とす / 聖なる剣
≪個別解説≫
典型的なグロパンガルーラ。一般的に2番手出しを推奨する記事も多くあるが、相手がゲッコウガなどから初手に来ると思われた場合は初手から投げて相手のポケモンの数を減らすことを優先していい。グロウの有益性は2番手にあるが恩返しでゲッコウガや無振りカプ・テテフを処理出来るのでグロウに固執する必要はないと思える。
奇抜Z枠。大半はこのポケモンがクッションだと思っているため、レヒレなどの低火力ポケモンの居座りを許して貰えるラッキーポケモン。ヒコウZはあくまでADベースの範囲で全体にダメージを与えることを意図した。仮にミリ耐えされても後続のガルーラやウルガモスの火力ブーストの起点作りとして仕事すればよい。
現環境は水Zの通りも悪く、有益性が見えないため試験的に激流襷を採用した。岩石封じは前期で使用していた構築から参考にさせてもらったが、ギャラなどの龍舞対策である。場作り能は高く、1:1の発生が多いポケモンなので改めて激流襷の原子的な強さを確認できた。火力と範囲から変幻自在@命の珠でも可。
場作りZ枠。ゲッコウガ+ミミッキュ+ガルーラという選出や、ミミッキュ+ウルガモスの選出が強力である。つまり相手の起点作成(例:共有カバ、ヒードラン、ナットレイ)などの補助技先行のポケモンを挑発+呪いで崩し、挑発を残した状態で退場し後続の積みを強引に作り上げる。この立ち回りがかなり刺さっていた。同様の立ち回りがコケコウルガマンダにも見られるのでなるべく早く展開することを心掛けた。
破壊Z枠。昔からこのガモスばっかり使ってる気がする。ウルガモスは【炎技+ギガドレイン+めざ氷+蝶舞@混乱実】があまりにも主体的すぎるためバンギラスを投げられる。+1知らせZは半減までならほとんど飛ばせる(H252メガマンダは93.7%落ち)ので、1/4の相手以外が多く選出されそうなときは積極的に選出した。火力お化けすぎる。身代わりはときどきめざ地にしていたりしたが、ランドロスが強いので身代わりで良さそう。
フィニッシャー。カプ・テテフにしていたが相手のツルギ入り構築に選出が歪まされるのでこちらにした。ついでに雨対策。このポケモンの叩き落とすがずるい。高級オボンなどを容易に処理できるので違うと思われる。意地でレヒレの水Zを耐える型もいいかもしれない。
≪選出例≫
★++ :対面選出。ガルーラで一掃出来そうな場合。
★or++:ランドロスの通りが良いとき。
★+or+:ミミッキュから崩し攻撃を緩めない場合。
◆Zの優先度:>>
ミミッキュは圧力をかけるので必要な場面が多いが、ウルガモスは無くとも火力があるので積み上げて対応すればなんとかなる。意識したことは崩しとしてZを切る価値があるかを相手の裏を見ながら使った。2Z選出もするしなんなら3Z選出もある。
≪後記≫
今回この構築を使って思ったのは、並びから型読みを限局してする人がレートでは多いなと感じた。そのためランドロスのZがすごく刺さった。ただ、やはりランドロスとミミッキュのZだけだと相手の構築を崩して殴るのには不足気味で仕方なくZガモスを入れてしまったという感じにまとまったことは構築力の弱さを感じた。
レートが終盤に迎えるのでまた新たな構築とともに目標へ近づきたいと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました。質問はTwitter(@kingdra_aqua)にお願いします。またツイキャスなどで配信してるのでそのときコメントで質問してもらっても構いません。QRはリクエストがあれば作ります。
≪対戦模様≫
こちらに実際の対戦の様子を動画にしたものを掲載します。参考にどうぞ。youtube版も投稿次第掲載します。